  |

・株式取引を行う場合は口座の種類として現物口座と信用口座があります。
■現物口座
入金した現金がそのまま買い付け可能金額となり100万円であれば買い付け可能額は100万。
取引としては「買い」だけのポジションを持つ事が出来る。
株価が安い時に株を「買い」、高くなった所で株を「売却」する事で、
買った価格と売った価格との差がユーザーの利益となり証券口座に入金される。
株の場合は通貨を取り扱うFXなどと違い、株を売却しても即座に株利益などは
口座に入るわけではなく数日後に受け渡しとなる。
その為、通常は一日で買って売った場合は数日取引が出来なくなる。
現在の証券会社の多くは「ループ」トレード(証券会社ごとに呼び名は異なるが内容はほぼ同じ)
を提供しており、100万円で一旦株を仮に買って売った場合、証券会社が立て替える事で
受け渡し分を前もって仮に清算し、すぐに買い付け可能額に反映するサービスが確立されている。
同じ銘柄に対してこれを行えない、マイナスで清算した場合はその差額に注意するなど
細かい注意点はあれど、基本的にどの証券も同じようなサービス。
受け渡しを気にしないでデイトレード(一日のうちに買い、売りを完結させるトレード)も出来るようになった。
中には現物取引でありながら現物買い付け額以上の買い付けを可能にする業者も登場している。
しかしこの場合は差額は入金しなければならない為、注意が必要。
現物取引は買い付け→売却といった一方向の取引しか行えない為
FXからの流入者は戸惑いのあるものですが、売りは信用口座を開く事で可能。
また現物は現金そのままで買う方式なので、レバレッジ(掛け率は1)は無し。
比較的取引上分かりやすく明瞭な取引と言えます。
■信用口座
・信用口座は現物口座と違い、入金した現金を内部で保証金として切り替え
保証金に対して3倍まで取引を可能にした口座で、保証金=FXという概念も浸透してきたため
FXから移行する場合は違和感の無いもの(意味的には同じ事)
株は元々は現物取引がメジャーだったため、イメージ的には一時は警戒されていたものの
信用口座開設数は日に日に多くなり現在ではメジャーな取引になりました。
・信用取引の特徴は3倍までの買い付けが出来る点に加えて可能銘柄の「売り建て」が出来る点で、
いわゆる空売りと呼ばれ、空売り可能銘柄(空売りを禁じている銘柄も有)を売りポジション建てすることで
株価が下がっただけ利益が出ます。買い→売りの場合は安値で買って高値で売る事で利益を出し
空売りでは高値で売り建てをして、安値で返却(買戻し注文)すれば下がった分の差額が利益です。
取引上は為替と同じく、上がるか下がるかをどちらのポジションで持つのかだけなので
複雑に捉える必要はありません。むしろ買いか売り建てかで生じるリスクを熟知するほうが先決。
空売りでは株券が不足したりすると「逆日歩」というものが発生する事もあるので
(空売りしているユーザーが信用買いしているユーザーなどに支払うお金)
証券が出している「逆日歩銘柄」情報を見ておく事も重要です。
1000〜7000番ごとに株番号ごとに並べて記載しているケースがほとんどなので
逆日歩確認はさほど苦になりませんので。
信用取り組みの悪い銘柄は時にこの逆日歩が高額な事もあるのでまとまった株数を保有する時は
一応注意をしておきます。逆に信用の買いで逆日歩銘柄を持った場合は、受け取れるので
少しでも逆日歩がついている日はプラスになります。
(逆日歩は株券不足から発生するので日によって出なかったり価格が変動したりします)
・現物口座の場合は入金現金=買い付け金として認識されるので
仮に思わしくない推移の銘柄を保有したとしても、仮に株が半額になっても8割のマイナスになっても
そのまま維持でき、いっそのことそのまま塩付け(延々と保有している様子)しても問題ありません。
(長期投資以外は好ましくはないのですが)会社支援であったり心から将来有望視している場合など、
それも構わないでしょう。余裕資金であれば自己責任で構わないと思います。
しかしながら信用取引の場合は入金してある現金は「保証金」として考えるので
常時保証金は一定の価値が無いと証券会社としては担保に出来ません。
保証金以上の部分は証券会社が融資(広い意味では借金)している為、保有している株の
購入資金が保証金を上回っている場合は維持率に十分に警戒します。
証券会社はFXも株も間違いなく維持率を機械的に捉えて会社の損失にならないようにしますので
もし一定の保証金を持たないユーザー(マイナスを抱えると保証金価値が下がる)には警告を出します
ほとんど全ての証券は、強制ロスカット数値を定めており(ほとんど30%前後が最低ライン)
その値になる以前から警告を出されます。警告が出されてさらにポジション清算もしないまま
株価の価値が下がった場合、さらに保証金維持率が下がり、いよいよ強制ロスカット警告が届きます。
FXの場合は倍率の大きさや変動の大きさから例えば20%の維持率を割る瞬間に自動的に
全てのポジションが清算されます。株の場合は先にメールや電話などによって
「追証」(追加保証金)の入金を促されます。基本的にこの時点で清算すべきですが
ここで清算しない場合は追証を入金する事になります。この必要額はポジション数によって異なります。
ここで追証を入れる事で後日株価が回復する可能性は分からない為、
入金するのか、株を清算するのかを選ぶしかありません。
万が一ここで清算しないまま数日株価が悪化した場合は最終通告まで数日あり、
その指定日に自動的に清算されて終了となります。
放置して清算される場合、その日の最高額で清算されるとは限らない為
自分で清算するか行動を起こすほうが結果的に良い事が多いようです。
・信用口座も現物口座もロスカットを徹底することでこういった追証、強制決済などの悲劇は無くなります。
一昔前の信用は危ないといった事を払拭する為にネット証券では様々な指値、逆指値、W指値などなど
自動売買ツールを充実させてきました。注文時にはロスカット注文も同時に出すようにして下さい。
株式の注意点などを記載したページはこちら
株式の危険度?などを記載したページはこちら
|

■現物口座は入金現金額が買い付け限度(例外有)、信用口座は現金を保証金に振り替え3倍の買い付け限度
■信用取引には売り建て(空売り)出来る銘柄に限って売り建て出来る
■空売りには時に逆日歩がかかり徴収される。逆に信用買いで日歩を受け取れる事も有る
■信用取引の場合は保証金という概念の為保証金維持率が下がると維持の為の追加保証金が必要 |
|